北へ・・・5
朝ホテルを出発し、まずは成都パンダ繁殖センターへ。パンダは概ねモッタリしていた。木の上で器用に寝るもの、起き上がろうとしてそのまま傾斜をころがるもの、人間がみてても気にせず笹をモサモサやっているもの・・・
「パンダが絶滅しそうな理由が分かった気がした・・・」とは月妹談。なお、このセンターには偽パンダ・・・もとい、レッサーパンダもいる。一番はしゃいでたのはガイドさん(笑)「オイデ!オイデ!(日本語)」と声をかけるも、パンダは勿論無視。
それから三星堆博物館へ。建物がなんというか・・・アールデコ?ここへくると諏訪さんの漫画しか思い出さない(笑)神樹は想像以上に大きかった。まあ、本物は小さいのかもしれないが。
ここではじめて土産屋を見る。中国の土産屋はやっぱり日本語のできる営業さんがうざったい。月妹がタジタジ(笑)結局かんがしおりを、月妹がハガキを買ってガイドさんのところへいくと・・・なにやら神妙な顔ででんでん太鼓をいじっていた・・・なんとなく声がかけられない私と妹妹。やがてこちらに気付いたガイドさん、あわててでんでん太鼓を元の場所に置き、ひとりにひとつずつ、縦目仮面のちっちゃいレプリカをくれる。
「明日はすぐお別れですからね、私からのお土産です、今お渡しします」
ああ・・・中国人にもいい人がいる!(予算のあまりで買ったのかもしれんが)柄にもなくホロリときてしまった私。でも年頃の娘さんにわたすものとしてこれはどうよ(笑)
次は蒋エンの墓。丞相の墓だけあって、大きめで立派。ところで蒋エン墓は公園の中にあるのだけれど、ガイドさん曰く「蒋エンの知名度は低いため、公園に来ている人のほとんどは誰の墓なのか分かっていないと思う」とのこと。
・・・がんばったのにね、蒋エン・・・
さらに公園内をテクテク歩いていると、ガイドさんから衝撃の事実が!
「この三国志ツアー、一年で2・3組しか申し込みがないんですよ、ちなみにあなたたちは今年で最初の三国志ツアーのお客さんです」
なんか、遠まわしにあなたたちはマニアと宣告されてしまったような・・・!!(笑)
その後富楽山公園へ。なんか、入蜀した劉備が歓迎された公園らしい。それとはまったく関係なく蜀漢四英の像とか、五虎将の像とかあるあたりがステキ(笑)しかし蜀漢四英は孔明以外どれが誰やらわからない。
公園のてっぺんには宴の様子をあらわした人形がある。法正がなかなか大丈夫然としていた。魏延はカワイソウな感じだった(笑)
と、キャメラのフィルムがなくなりそうだったのでココでカメラを買おうとするも、使い捨てがなく、普通のカメラしか売ってない。ガイドさんと土産やの壮絶な値下げ口論の末、140元にて全自動巻きカメラ(フィルム2個つき)ゲット。アッサリ壊れたりしないか不安ではあったが、とりあえず旅行中はちゃんともった。