赤裸々日記

日記
夜勤明け。
買い物して、ちょっとだけポケモン探して、あとは家でダラダラしてました。





吹奏楽部は「ブラック部活」なのか NHK「クロ現」きっかけに議論紛糾
う・・・薄々そんな気はしてたけど・・・(笑)
芸事の世界とかで「一日サボれば師匠が気付き云々」とよく言うように、一日吹かなかっただけで技量は振出しに戻ってしまう。だから毎日自主練を含めて朝から晩まで楽器を吹いてるだけ。
下手な演奏など客に聞かせられない。客を不快にさせるばかりか、死ぬほどヘタクソなボレロみたいにいじり倒されるかもしれない。そして吹奏楽ほど連帯責任な競技(?)はない。たった一人のリードミスですべてが台無しになってしまう。だから指揮者やパートリーダーが演奏者に怒号を浴びせるだけ。
腹筋は肺活量強化のため。走り込みは体力つけるため。体力がなければ1812を始め、クラシック曲は完走できない。また吹奏楽は楽器吹くだけがシゴトではない。ひな壇やパーカッションを運べなければ、そもそも演奏会がセッティングできない。ちなみに私よく「ティンパニより重いもの持ったことない」って言ってましたけど、実はティンパニはふつう滑車で転がすし、トラックで運ばれるのでたいしたことはない(トラックで搬入するときは持ち上げるので2~3人がかりになるけど)。本当にやばいのはハードケースに入ったバリサクとチューバだ。重いし大きいので持ちにくい。特にバリサクな。木管だと思って甘く見ると腰が逝く。
マーチングに手を出したなら、体育会系指数は約7倍(当社比)に跳ね上がる。
歩き続けてるから?そんなことはもはやどうでもいい。
普通運動のユニホームは体温が上がることを考慮して袖なしOR薄着だが、演奏はフォーマルな格好でなければならない。長袖・長ズボン・手袋で徹底的に肌を隠す。初夏の天気がいい日の屋外だと、この格好で楽器(金属)を持って立っているだけで耐えきれずに倒れるものが出てくる。
そして画面は暗譜。3~5分の曲を全部暗譜。
そんな状態で演奏が始まる。もはや余計なことを考える余裕はない。余計なことを考えるだけの糖分は一切ない。ただただ脊髄反射でうろ覚えの音符をなぞり、楽器に息を吹き込み、足を動かす。それがパレードマーチングだ。それが証拠に、信号で止まれの合図を送られてもとっさに止まれずにつんのめるものが出る。
これだけの苦行なのに、屋外で音が全部散っちゃうから、客には大した演奏ではないと思われがちである。かなしい。
体育会系より厳しいとは言わない。ただ、文科系ではない。
いいか、文科系ではない。「どっかの部活に入らなきゃいけないから適当に吹奏楽にすっべ、女子率高いし」というようなノリで入ると地獄のような夏を過ごすことになるぞ。
ただし音楽が好きとか表現するのが好きという人にとっては毎日遊園地のような夏となる。
20人以上の仲間たちとスケールの大きい音楽を作り上げる日々、プライスレス。