入院レポ
朝8時。9時からの手術にむけて手術室へ出発です。つきそいには両親が交代できました。
あのガラガラガラーって走るベッド(ストレッチャー?)ちょっと楽しみにしてたんですが、徒歩でした(笑)
普通に待合室で待たされたあと、手術スタッフが次々に挨拶に。名前言ってくれるけど覚えられないよ・・・どうせ全身麻酔だから「今誰にナニされてる」とか考えないし。
さて、手術室に入場です。さすがにちょっとドキドキしてきました。
お医者さんが点滴用に左右の腕と掌計4か所に針を刺していきます。「血管が曲がってて入らない」とか言われます。違った意味でドキドキしてきました(笑)
と、ここで一旦記憶が途切れ、気が付いた時には自室で着替えさせられていました。
「!?」ってなりましたわ。
先日見せられた手術の説明ビデオの通りだったとすると、
・点滴から麻酔薬投下
・気道確保及び人工呼吸のため口からチューブ挿管
・手術(内視鏡手術)
・麻酔が抜けるまで待つ、すなわち、意識が戻って呼びかけに答えるまで
・喉からチューブを抜く
これだけのことが行われたはずなのですが、まったく記憶にないです。返事した記憶すらない。本当に私は意識が戻ってから処置されたのか(笑)
ともかく意識ははっきりしましたが、体はぐったりしています。不審者のようにキョロキョロしつつ、瞬きを続けるしかありません。
ふと、視界の隅に昨日買に行かされたT字帯を開封する姿が見えました。そのまま装着してくれるのですが
これは このつけかたは
もしかして もしかしなくても・・・
どしふん だ ! (笑)
なるほどね!T字帯ってなんですかって聞かれて看護師さんが口ごもった理由がわかりました!
女性に「フンドシです」とは言いづらいわなww
フフッてなったけど、腹筋が仕事しないので笑い声にはならず。
ちょっとした半生半死状態。
本当に意識はしっかりしているのですが、体を動かす元気がないし、下手に動かすと諸々の管が抜けそうで怖いし、喉がけっそけそ(おそらく人工呼吸用のチューブのせい)なので話す気になれないし。
揚句の吐き気。そして嘔吐。
あ、なんかカーチャンのすすり泣きが聞こえる。私は今、そんなにひどい顔をしているのか・・・
とにかく体が動かせなくて本も読めないし、そこそこぐったりしているので寝るに徹しました。
で、意識だけではなく体力的にも復活したのはたぶん18時ごろ。
冷静になって見ると、自分には尿カテ・点滴・ミニ心電図とこれだけの器具が刺さっておりました。
ちょwwナニコレ重病人みたいwwにわかにテンションが上がる私(笑)
そのあとは消灯まで、手が届く場所にあったアル戦7巻を読んでました。
それしか手が届く場所になかった。
4ページにわたってダリューン無双を見せつけた挙句ギーヴに敵将取らせるのクッソワロタw
しかし深夜頃から謎の腹痛が!下腹横一文字にわたり筋肉痛のような痛みが発生しました。
枕なしで寝かされ、体がずっと緊張した状態だったからかしら・・・ここいたって初めて悶絶する私。
しばらく耐えていたのですが、とうとうナースコールで看護師さんを呼び、とても仰向けで寝てられない。体を曲げるとちょっと痛みが和らぐのでベッドの上体部分を上げてもらえないかと訴えたところ駄目だと。
せめて枕つけさせてと言うと駄目だと。
・・・なんでや・・・なんでそんなに無慈悲なんや・・・
そのあとはもう腹痛との戦いで、ちょっとでも気を紛らわすために足首を回してみたり、体を横向きにしてみたり、もう上体を起こしてしまったり、看護師が突然覗いてくる前に体制を戻してなんでもない風を装ったりしていました。
・・・何度か点滴交換で看護師さんが来たんですが、それとは別に覗きにだけ来たことが1回だけあったんですよね。
これ書いてて思ったんですが、ひょっとしたら同室の人に「向かいの人がやかましい」とか通報されてたんでしょうか。だとしたら悪いことしたわ。
そんなこんなで長い夜を過ごしました。