日記
朝起きて。
まず巣鴨の宝探しポイントを探すべく、地蔵通りをブラリ。
すがもんのおしりを触ってから猿田彦神社までを往復しました。
有名な「とげぬき地蔵」にも初めて行きましたが、思ったほど地蔵尊が一押しという雰囲気ではありませんでした。どっちかっつーと手洗い観音のほうが。
由来書を見たら、地蔵そのものではなくて護符的なものが御本尊なのかな?
猿田彦神社(兼、庚申塚)は、小さいながらもキレイに整備されていましたね。
宗像教授ファンなので猿田彦神社は外せませんでした(笑)
次は六義園へ。
六義園は大学時代に友人と授業をサボって(公認サボリですよ?/笑)遊びに行った思い出の場所ですが、そういえばそろそろ桜の季節のはずだなと思いまして。
しだれ桜はヨシノよりも遅いって言いますし、時間があまりなかったので立ち寄るかちょっと悩んだのですが、行ってみて大正解。ちょうど満開でした。
団体様っぽいオバちゃんたちや、最前線君な一眼レフをかまえるジイちゃんやらで、あまり落ち着いて見れなかったんですが、すてきな桜でした。
後方からため息交じりに聞こえた女性の言葉、「見事ねえ・・・」が、堂々たる桜の情景とともに今も耳に残っています。
六義園では桜だけ見て、宝探しをゴールさせた後、今度は六本木ヒルズに行きました。時間を気にしていたのは六本木で約束があったのですよ。つまり・・・
今日は ぼっちじゃ ない!(笑)
というわけで、職場の友人とミュシャ展を見に行きました。
うっかり携帯を携帯していなかったのですが、無事合流。
日ごろからミュシャについては「女体美!女体美!」といって崇拝しているかんですが、その私でも今回の展示は大満足でした!
というのも、習作(下書き?)が多い!
後期作品も多い!
特に、個人的に一番好きな「芸術」シリーズが習作と完成品並べて展示されていたのには感激しました。
それが載ってるってだけで2千円のカタログも買っちゃったww
個人的な見解ですが、習作ではまず写実的にモデルをうつし、本番でイデア化している、という印象を受けました。
うーん、あーるぬーぼー。
(何でか「芸術」シリーズは「花」のシリーズや「四季」のシリーズよりマイナー扱いを受けている気がするんですよね・・・私が次に好きな「星」のシリーズもご同様)
そして後期作品。
「ゼロ」の「聖アトス山ー!」こと、「スラヴ叙事詩」は大判のためかあいにく本物は来ていませんでしたが、「スラヴ叙事詩」習作や、その他ステンドグラスや壁画の習作(ミュシャのパステル画とかすっごい新鮮)、暗い色合いのテンペラ画など多数です。
途中で映像を流してるブースもあったんですが、BGMが「モルダウ」でして。安直過ぎるwでもジワっと来た!(チェコつながりですね、わかります)
本当に見ごたえのある量と内容でした。後期の作品はチェコ独立を取り扱ったものが多く、ちょっと重たい雰囲気の絵が多いのですが。
最後の最後、それほど大きくはないラストの絵で、本当に涙腺に来ました。
これからミュシャ展を見に行くと言う方もいると思うので、タイトルはここでは明かしません。
絵の中の女性の、清らかで、強い意志を感じさせるまっすぐな瞳と、その横に付されているタイトル。
女性の表情の意味は、チェコのスラヴ民族の歴史と、それに対するミュシャの思いを見てから知ってほしいと思います。
キュレーターも憎いなぁ。この絵をどんな意図で最後に持ってきたのかな。
なお、全部見終わってから同僚に「最後の絵がすごく気に入った、絵はがき買っちゃった」と言われました。
同行人が同じ絵に感動していた、というのも、非ボッチ鑑賞ならではの感動ですね。
そのあとはなんたらアッシュとかいう近くのチョコレート専門店で一服。
祝日の次の日のためか、普通に3人席が空いていました。普段はめっさ混んでるらしいですね。
人気店なだけあって、とってもおいしかったです。フランスチョコということでクド甘いのを想像してたんですが、日本人好みにしてあるんですかね?上品な、主張しすぎない甘さでした。
なんか今日の日記、教養ある有閑マダムみたいな内容じゃないですか?か?(笑)