夜勤前で寝てたら寝過ごして遅刻スレスレになり、ゼーゼー言いながら走る
という夢を見ました。
(実際にはちゃんと家を出る1時間前に目覚めましたよw)
出勤前にえらい疲れた・・・(気分が)
というわけで現在は夜勤中。
そういえば、なんだかんだでエルシャダイは入手しておりません。
半年ぐらいたったらブックオフで安くなるかな~と様子見です。
買うとしたらPS3も一緒にだし・・・
とりあえずぴくしぶにあがっている感想なんかを見ると概ね「ひどいよ!ルシフェルさん!」な内容なんですかね。
というか、マルチエンディングなのかな?みなさんネタバレを避けてぼかした内容しか書いてないのでわかんね。
・・・しばらくは人様のプレイ記とかでモヤモヤすることにします。
最近、そろそろ小劇場がたまってきたからまたアップしなおそうかなーと思って、小劇場をまとめました。
で、いまさらなのですが「在野の龍」の「一方そのころ」が降ってきたので、書こうかと思います。
そんなの覚えちょらん、という方が多いと思うので、覚えていない方は
前編後編を先にお読みください。
・・・いや、違うぞ。続編商法的なアレではないぞ(笑)
***本日の小劇場~宮中の龍~
「はんこを」
ぽん。
「おすだけの」
ぽん。
「かんたんな」
ぽん。
「おしごとです」
ぽん。
困惑する文官の前で、皇帝は書類にどんどん玉璽を捺していく。
「これで、ぜんぶ?」
「は――はい、さようでございます」
ふかぶかと頭を下げてから、文官は書類を受け取った。
そのすべてに、朱色の「受命于天、既寿永昌」の字が躍っている。無造作に押したのだろう。
「きょうのおしごと、おわり?」
「終わり――ではございますが」
文官が震えながら言った。
「恐れながら――今上陛下はこの内容について、いかが思し召されましたか」
「べつに、」
皇帝がつまらなそうに口を尖らせる。
「だって、よんでないもの」
「なっ・・・」
思わずばっと顔を上げてから、あわててまた頭を下げる。玉顔を直接見ることは、不敬である。
「陛下、これは――この書類は、劉皇叔追討を命じる書類にございますぞ」
「ふうん」
文官は再び愕然とした。劉皇叔は、彼自身が漢王家の一員だと認め、親しくしていた人物ではなかったか。
「ねえ、もうおわりなんでしょ」
皇帝が机の端をつかんで、がたがたと揺らし始めた。机上の硯の墨がはねる。このままでは癇癪を起こしそうだ。
「は、はい!お時間を賜り、まことに有難うございました――」
一介の文官に、それ以上何がいえようか。
文官はあわてて御前を退いた。
向かう先は丞相――曹操の元である。
「ほう、何も仰せにはなられなかったか」
「――はい」
曹操が凝っと文官を見た。文官が皇帝を庇っているのではないかと思っているようだ。
しかし、文官には真実、報告できることが何もない。居心地の悪い沈黙が流れた。
「――まあ、よかろう、次はそれを尚書台に持っていけ」
「畏まりました」
――何も言わなかったのか。
曹操はしばし黙考した。
皇帝は、以前は若輩でありながらも気骨のある人物で、道理にそぐわぬことあらば、曹操を罵った。
その度に曹操は――卑劣とも取れる方法で彼を黙らせてきたものである。
それがあるときを境に、ずいぶんと大人しくなった。
傀儡――いや違う。あれではまるで――
――まるで、ただの馬鹿餓鬼だ。
ずきり、とこめかみが痛くなった。確かに以前より数段扱いやすくなったが、馬鹿すぎても困るのだ。
――「黙らせ方」を、誤ったのだろうか。
皇帝が信頼していた女官や宦官を、一人ずついたぶっていった。
そのたびに皇帝の表情が怒りをこらえるように、或いは悄然と、或いは懇願するように代わっていったものである。
「あなたは、皇帝には、ならないよ」
ある時皇帝は、へらへらと笑いながら言った。
それだけであれば、皮肉とも、内心を隠すための言とも、純粋な信頼の言葉とも取れた。
だが次の言葉を聴いて、曹操は戦慄した。
「あなたの子は、なるだろうけどね」
曹操はたしかに、皇帝になる気はなかった。簒奪者の謗りを受けてまで皇帝になるくらいなら、丞相として権力を振るったほうがよい。
だが、長男が身の丈に合わぬ野心を持っていることも知っており――それゆえに、いまだに嫡子を曹植に変えるか否か悩んでいるのだ。
――狂人のことばは、予言だというが――
そこまで考えて、曹操はあわてて首を横に振った。宗教や神秘主義を嫌う自分が、何を考えているのか。
それでも――まるで「人が変わったかのように」なってしまった皇帝のことを考えると、曹操はなにか、不吉なものを感じずにはいられないのだった。
***
ハイ、今日も眠気で文章ぐでんぐでんです。
「狂人の言葉は予言」というのは、中国で実際に信じられていた迷信です。
確か斉桓公のころだったか・・・それを利用して偽予言を流布させたことがあったはず。
そういう方(表現に困る)がわめく感じと、巫祝がトランス状態でお告げを語る様子が似てたんでしょうね。
ちなみにその迷信を利用して、普通に孔明さんが電波を受信する方で、時々神が降りて劉軍の進むべき道を語る――みたいな話を書こうと思ったこともありました(過去形)
ちなみにちなみ余談ですが。
司馬懿は子供のころに皇帝とひそかに親交があって(腐っても清流派だし、そういう機会はあったのかも)、現在の皇帝が皇帝ではないことを知っている。そのためしばらく出仕を拒んでいたが、皇帝が蜀で趙雲とできちゃうなどのさまざまなすれ違い(適当)の末、最終的には五丈原にて本物の皇帝と対峙する――とかだと多分
月妹得なんですが、別にそんなことはないんだぜ。