日記
今日のGOOGLEトップ好きだなぁ。
決勝戦の2国だけをピックアップするんじゃなくて、すべての国の人々が応援してるって感じが。
同僚:「今日のGOOGLEは目がチカチカするから嫌だ」
まあ・・・仕事で使う以上はそうね(笑)
夜勤前で寝てました。
いやはや、寝ている間に思った以上に寝汗かいててびっくり。
認めたくない事実だけど・・・もうすっかり夏ですね・・・
そろそろエアコンの出番ですねぇ・・・
ぐへぇー。
***本日の小劇場~長鋏帰来乎~
「長鋏よ、帰らんか(わが剣よ、帰ろうか)」
趙雲の言葉に、ぎょっとして孔明が振り向く。
孔明の驚きように、逆に趙雲のほうが驚いた。
「それがしは、かように驚くほどのことを申しましたか」
「――驚くとも、なぜ急にそんなことを」
手に持っていた竹簡を巻きながら孔明が言った。竹簡のたわみ方に、孔明の動揺が見て取れる。
「いえ――本日調練の際に、それを言った伍長がおりましてな、妙に耳に残ったもので」
「伍長か――」
孔明が口元に指を遣って少し考え込むと、逆に聞いてきた。
「その者、もしや益州の――配属されたばかりの者か?」
「さようでございます」
よく、お分かりで――趙雲が感嘆するように言った。
「その者はお前から見て、有能そうか」
「有能――」
趙雲が腕を組み、しばし黙考する。
「配属されてきたばかりゆえ、はっきりとは申せませぬが、どちらかと言えば――凡庸かと」
「そうか――いや、貴重な情報をありがとう」
孔明が一人、うちうなづきながら言うが、趙雲は合点がゆかぬ。
「軍師、いったいどのような意味なのですか」
「ああ、すまない――孟嘗君と馮驩(ふうかん)という男の故事なのだが――要するに己の不遇に対する不満を言う言葉だ、わが剣よ、帰ろうか、ここにいても酒も食事の魚も出ない――それを聞いた孟嘗君はあわてて馮驩の待遇をよくし、馮驩もまた孟嘗君のためによく働いた、それこそ、鶏鳴狗盗の輩の何十倍もな」
「はあ、」
「まあ、お前の目から見て凡庸だというのならば、無理にその者を取り立てる必要はない、周りを扇動するような様子がないかだけ、気を配ってくれ」
趙雲は、それを言った伍長のことを思い浮かべた。馮驩とやらのことは知らぬが、故事で名を残した男になぞらえるほどの男かといえば――否だ。
「畏まりました」
趙雲が軽く拱手すると、孔明が深く嘆息した。益州入りをして、まだ三月。この手のことが、多方面で起こっているのだろうか――
「――よかった――それがお前の本意だったら、どうしようかと思ったよ」
しかし孔明の懸念は、別のところにあったようである。
「私もわが君も、お前の無欲にはずいぶんと甘えてしまっているからな」
孔明が苦笑する。
官職にも俸禄にも限りがある状態で、益州組も荊州組も納得するような人事は難しい――というよりも、不可能に近い。それでもなんとか折り合いを――と試行錯誤している最中なのだが、趙雲のように文句を言わぬ人物の昇進は、どうしても後回しになってしまうのだ。
「お前は本当に、生活に必要な最低限しか欲しないから」
言いながら、趙雲の自室内を見回す。決して殺風景ではないのは、あくまで孔明のおとないに備えてのことだ。
――自分が来なければ、あのかわらけの一輪挿しですら買わなかったのではないか――
「無欲――にございますか」
趙雲の声に壮絶な色が含まれているのを感じて、孔明は思わず息を飲んだ。趙雲がどんな時に、この声を発するのかを知っている。
ぐい、と腕を引かれる。
「貴公はご存じないようですな、それがしはほかの誰よりも強欲にございますぞ、金でも、いかなる物でも、満たすことはできぬ――」
そのまま孔明の頬を、いとおしげに撫でる。
「それがしの望むものは、わが君が天下を獲り、貴公がそのかたわらに宰相として立つ様を見ること」
己の生活の豊かさなどに、興味はない。いわんや、顔も知らぬ百姓の生活や、安寧をや。
「そして――貴公のごくわずかな私心を」
ああ、落ちるな――孔明は瞑目した。
――それがしで、占領すること。
***
今日上司に言われたことに対し、とっさに頭に浮かんだ言葉が「長鋏よ、帰らんか」だったので、小劇場としてして無理やり昇華させてみた。
\(・ω・\)仕事!(/・ω・)/やめたい!