赤裸々日記

日記
「自分に何事かあった場合には、お前たちが丞相のお相手をお勤めせよと、亡父より仰せつかっておりました」
みたいな滑り出しの統・広×孔明どこかに落ちてませんかね。
で、いろいろと弱くなった心のまま受け入れた孔明さんが、養子だから顔も声も似てないのに、触り方や表情はあいつそっくりだなぁって複雑に思うの。
落ちてませんかねぇ・・・

久々の2連休。
久々にスーパー銭湯に行きました。
やっぱ温泉はいいねー。





話題の(というには遅すぎますが)『進撃の巨人』、実は1巻が出たばかりのころにチラっと立ち読みしたんですよ。
でもその時は絵のクセが好きになれなかったので半ばで読むのをやめてしまって。
表紙の怖さも相まって、がちなシリアスストーリーだと思ってたんですが。
進撃の巨人を銀魂っぽくしてみた
進撃の巨人 4話 ギャグシーンまとめ
このへん見て(全巻揃えよ)と思いました。
サシャおもしろすぎるww






私信?
>霧妹
笑っちゃいけないんだけど「金冠日食」という誤字にクスッと来た。
なんかこう、一生懸命孔明が諸葛亮に合わせようとしたら盛大に間違えた、的な微笑ましさが・・・(笑)
正解は金環日食。わっかだからな。

>月妹
NLに飢えているようだな、同志よ。
何を隠そう私も孔明×黄氏とか大好きで・・・あれっ、知ってたって?隠れてないって?
まあとりあえず小劇場で書いてみたよ。多分安定の「違う、そうじゃない」クオリティだと思うが。

あっあと未プレイだから呼び方とか全然わかんねえ。
違ったら教えて。後で直す。





***本日の小劇場~可憐な花・前篇~

 頼みがあると声をかけられ、てっきり手合せだと思っていた趙雲は、とつぜん突きつけられた筆に面食らった。
 これが、相手が諸葛亮か徐庶であれば内政の手伝いであろうと見当もつくが、今目の前にいるのは蜀軍内で一番筆の似合わぬ人物――
 いや、張飛の次ぐらいにしておこうか。
 兎に角、筆を持つことなどそうそうないだろうと思われる少女である。
 つややかな黒髪は、未婚の女性らしくまっすぐと腰まで流れ、丫頭風にまとめた髪の近くには小さな花が飾られている。
 肌はしみひとつないが、深窓の令嬢のように病的に白いということもなく、くりくりした目と、くるくる回る表情は、なんとも言えぬ愛嬌がある。まさしく戦場に咲く、可憐で色鮮やかな花。
 最近戦に参加するようになった、関雲長が娘、関銀屏である。
 初めて銀屏を紹介されたとき、趙雲は思わず青褪めた。
 あまりにも若く、あまりにも華奢だ。
 いかに軍神の娘といえども、このようなか弱い少女まで戦場に駆り出さねばならぬほどに、蜀には人がいないのか、と。
 尤も、その力量(物理)を知って、二度青褪めることになったわけだが――
「銀屏殿――して、頼みとは?」
 言いながらさりげなく筆の先を、少し下向きにさせる。銀屏も己の非礼に気付いたらしく、あわてて手を下げた。
「あっ、あのっ!私に学問を教えていただけませんか!」
「は――えっ、がくもん?」
 一瞬「学問」の意味が思い出せなかったのは、この少女にあまりにも似つかわしくない言葉であったからだ。
 なにせこの少女、巷では脳まで筋肉でできていると噂されている。
 実に不名誉な中傷だが、普段の言動を見ていると、ただの中傷と言い切れないところがある。
「それは――父上や兄上方に教えてもらえばよいのでは?たしか関羽殿は左氏にお詳しいでしょう」
「父様は――女は簡単な手紙が書ける程度に字が書ければ十分って言うんです」
「兄上方は?」
「大兄様はすごく困った顔で『拙者も無学だから』って言って、中兄様は腹を抱えて笑って、小兄様は――」
「関興殿は、」
「微笑んだまま、黙ってゆっくりと首を横に振りました」
「――そう、ですか・・・」
 なんとなく、その時の兄弟の心境が分かる。なにせ、今まさに趙雲がそういった心境なのだ。
 馬鹿にしているつもりはない。だが、この少女に何をどう教えればよいのか――
「――学問、というのであれば諸葛亮殿に教わったほうがよいのでは?」
「一度お願いしたんですけど、内容が難しすぎて、あと――」
「あと?」
「姜維さんと馬謖さんに、なんだか睨まれました」
 趙雲は苦笑した。あの二人には、自分も「諸葛亮の信あつき名将」として、謎の敵意を向けられたことがある。
「月英殿や、星彩殿は?同じ女性のほうが気安いでしょう」
「月英さんは虎戦車の整備とかで、星彩さんは劉禅様の警備とかで、いつも忙しそうなんですよ」
 成程、それで程々に学があり、程々に暇な趙雲に白羽の矢が当たったのか。
「諸葛亮様も、趙雲様は人にものを教えるのがうまいからってすすめてくださったんですが――やっぱり、駄目ですか?」
 愛らしい顔を悲しげに曇らせ、こぼれ落ちそうな目で見上げてくる。趙雲は思わず、喉の奥でグッと唸った。というか、これにグッと来ない男がはたしているのだろうか(反語)
「駄目、ではありませんが――拙い、でしょう」
「まずい?」
「学問のためとは言え、未婚の男女が頻繁に私的に会うのは、拙いですよ」
 銀屏が不思議そうに小首をかしげる。趙雲は小さく溜息をついた。
 銀屏は幼いころから兄たちと張苞、劉禅など、男に囲まれて暮らしてきたためか、どうも危機感がなさすぎる。尤も、本人がべらぼうに強いため、彼女をどうこうできる輩がいるとは思えないが。
「私たちにやましいところが全くなくても、世間はそうは思わないものです――悪評がたたぬとも限りません」
「悪評、って――」
 銀屏は「うーんと」と考えこんでから、言った。
「趙雲様に教えてもらってるなんて、ずるい!とかですか?」
「――――・・・」
 絶句とは、こういうことを言うのか。
「――ああ、まあ、うん――」
 趙雲はどこか他人事のような思いで笑った。
「――わかった、私の負けだ――私に教えられることであれば教えましょう、ただし、簡単な兵法だとか、陣形の種類とか、戦に関することしか教えられませんよ」
「わあ、ありがとうございます!でも学問って、そういうのですよね」
「まあ――そうですね」
 本当は詩とか歴史とか政治とか経典とかいろいろあるのだが――きっと言っても意味がないだろう。
 趙雲は銀屏の手に握られていた筆を取ると、己の懐に収めた。

***

ぎんぺーちゃんをアホのこにしすぎでしょうか(笑)
後半はまた後日。

余談ですが、「丫頭」って、現代漢語だと小娘(ややスラングぎみ)って意味なんですね。知らなんだ。
ここでは「らんま」のシャンプーのような、若い女性の髪形のことだと思ってください。
(基本的に髪を後ろに流しているのは未婚の女性で、既婚者は髪を全部結いあげる)