赤裸々日記

日記
月末は日記をさぼるのが謎の習慣になりつつある・・・ぐぬぬ。
今日は仕事休みでした。
思う存分ゲームやったり昼寝したりと、ごろごろしてました。
まあ、現実逃避とも言う・・・

「ファンタジーライフ」はストーリークリア&狩人・きこりを英雄にしたところです。
狩人の英雄5点セットがかわいすぎてつらいww
狩人極めたらほかの戦闘系も始めようと思ったのにwwつらいww
というわけで、今日もうちの子は2匹の猟犬クーフリン・フェンリルを連れてサクサク弓を撃っています。
(犬の名前に苦笑いした人、さては貴様も中二病だな!/笑)
・・・明日からまた仕事か・・・





月妹が「砂糖を吐きそうなくらい甘くて幸せな趙孔」を所望していたのですが、最近の妄想が南蛮で痛い目に遭う孔明だったので、姐さんは力になれないわ・・・とか思っていた所、ふとわいたネタが甘くできそうだったので小劇場にしました。
こんなサービス、滅多にないんだからねッ!

***本日の小劇場~テッペンカケタカ!~

 ――おや?
 趙雲は部屋に入る前に、室内の小さな異変に気付いた。
「ホトトギス――にございますか」
 扉を開けると、思った通り、鳥籠の中で小鳥が鳴いている。
「来たか、子龍」
 家の主は竹簡から顔を上げると、笑いながら言った。
「可愛いだろう、先日――只で買ったのだ」
「只で――は?タダで?」
「うむ――まあ座れ」
 孔明が座を勧める。机にはいくつかの竹簡のほかに、簡単な酒肴が載っていた。孔明は二つの盃に酒を注ぐと、片方を趙雲のほうに差し出した。この二人の間には、酒を勧めるのに言葉はいらぬ。
「先日めずらしく早めに仕事が終わったので、まあ城下をぶらぶらしていたのだが」
「その際の護衛は?」
「――そしたら箱のようなものを振り回している男がいる、よくよく見ると鳥籠で、男は籠を振り回したり、棒で叩いたりして、何としても中の鳥を鳴かせようとしていた、しかし、鳥は頑として鳴かぬ、そのため男はさらに乱暴に籠を振り回す――惻隠の情が生じたというか、見ていられなくなってな、その鳥、私に売らないか、と声をかけたところ、こんな鳴かない鳥は只でくれてやる!とこうだ」
「――成程、」
 それで、「只で買った」ということか。
「しかし――鳴かぬから只だったのでは?」
 鳥籠の中の小鳥は、声を限りに鳴いている。
「それなのだ、実は少し、困っているのだ――」
 孔明が鳥籠のほうをちらと見ると、鳥はいっそう大きな声で鳴きはじめた。
「恩返しにと思っているのか、朝から晩まで鳴き続けるのだ、しかもこの声量でだ、おかげで読書も進まぬし、昼寝もできぬ、他の室に移すとさらに大きな声で鳴き続ける――夜はさすがに静かになるのだがな」
 ため息交じりに孔明が言った。本当に困っている――というより、困惑しているようだった。
「いっそ放してしまわれては」
「私も一度そう思ったのだが、羽が切られているようでな――放したらあっという間に犬や狐狸の餌だ」
 ふむ、と趙雲が小鳥を見遣ると、小鳥はくりっと首をかしげた。
「軍師――よろしければこの鳥、それがしが一度お預かりいたそう」
「お前が?」
「軍師のお傍でなければ、鳴き方も程々になるやもしれませぬぞ」
「程々、か――」
 孔明は少しだけ、考え込むように目を伏せた。
「――そうだな、こんな無理な鳴き方を続けていたらすぐに弱ってしまうだろうし――試してみるか」
 趙雲は微笑んだ。結局のところ、優しいこの方の一番の懸念は「それ」なのだ。
「では明日、改めてお借りしに参りましょう」
 趙雲がもう一度、ひたすら鳴き続けている小鳥を見た。おそらくこの鳥は、趙雲を恨むだろう。
「時に軍師、何のために鳥は鳴くのか、ご存知ですかな」
「何のためにって、それは――家族や仲間に、呼びかけるためでは?」
「確かに、そういった用途で鳴くこともございますが、ホトトギスがこの鳴き方をするときは違うそうですぞ」
「違う?」
 孔明が、先ほどの小鳥と同じように、首をかしげた。
 かわいい。
「左様、この鳴き方は雄しかいたしませぬ、そして何故鳴くかと言えば――」
 かたり。趙雲は立ち上がると、孔明の隣に座った。
「好いた雌の、気を引くためだそうですぞ」
「――ふうん、」
 暫し、無言で見つめあう。その間も小鳥は、けたたましい声で鳴いている。いや、趙雲が孔明に近寄ってから、よけいに大声になっただろうか。
「――軍師、」
「おっと、囀るなよ」
 孔明は趙雲の言葉を遮ったのち――嫣然と笑って言った。
「お前は人間なのだ、もっと違うことに、その嘴を使ったらどうだ」
 小憎らしくも愛らしい挑発。趙雲は苦笑すると、孔明の顎に手をかけた。
 さて――彼は、今日はいつまでこの挑発の姿勢を保てることやら――
 趙雲は南天のごとく熟れた唇を、まずは軽く啄んだ。

***

えっ、全然「砂糖を吐きそうなくらい甘くて幸せな趙孔」じゃないって?
またまたそんな・・・
個人的にはこういう、本人たちは恋の駆け引きみたいに思ってるんだけど傍から見るとただの「はぜろ!」な会話は、姫ダッコとか恋人つなぎでデートとかと同じくらいに甘いと思うんですが、
・・・そうでもないですかね。そうでもないですねん。

ちなみに一番やりたかったのはもちろん「囀るなよ」からの下りなんですが、自分で書いててどうしてもかおちゃんが脳内再生されて・・・いっそ削ろうかと思いましたww





あ、あとなんでホトトギスを選んだかというと、本当は微妙に続けるはずだったんですよ。

孔:「あの鳥の様子はどうだ?」
趙:「まあ――程々に鳴いておりますよ、不如帰、不如帰(帰りたい)と」

ただこのオチ、ある程度趙雲も風流人じゃないと言えないよね・・・ということで、ボツ。
そこまでの過程かくのが面倒になったとかではないぞ。決して!決して!!(笑)