日記
夜勤前で寝てました。
しかし暑い・・・
というわけで寝てたので気付きませんでしたが、今日は広島原爆の日でしたね。
原爆及び、後遺症等で亡くなった方々のご冥福をお祈りいたします。
こういうのって、今までは風化させてはいけない記憶だと思っていたのですが、こうのさんの「夕凪の街 桜の国」「この世界の片隅に」を読んで以来、逆に風化できない記憶なのかな、と思うようになりました。
9・11然り、3・11然り。
ていうか今日のグーグルロゴww仕事中なのに連打しちゃったwww
私信?
>月妹へ
孔明:「えーっと・・・じゃあ私ブルー・・・」
子龍:「この店はドライシェリーがお勧めですよ」
孔明:「えっ、そうなの?じゃあそれで」
ここまで もうそう した。
あと、今日はこの先までスクロールするがよい。
>霧妹
犬×龍って何ぞ?と1時間ぐらいマジで悩んだ。
無双カプ無茶しやがって・・・というか、カプ名ひどいなww
遅くなったけど月妹の誕生日プレゼントに。
カッコイイしばちゅう書いてって50回くらい言われたから書いたよ。これが限界だよ・・・
***本日の小劇場~ナニシオバ~
司馬懿は苛ついていた。
臥龍が動かぬ。いや、動かぬのは自分だ。ただぼんやりと、時が過ぎるのを待っている。
――いったい、何を待つというのか、
あの龍が墜ちるのを待っているのである。使者の話によれば、少ない食事と睡眠で激務に耐えているようだ。待っていれば、勝手に墜ちて死ぬ。
――いや、龍が死ぬということは、あるのだろうか、
ばかげた疑問である。臥龍とはただの号であり、それが彼の男の正体というわけではない。あれはただの人間だ。他より少し、頭がよいだけの。
――ほんとうに、ただの人間なのか、
何度か直接対峙した。空城の計とやらの時には琴まで披露された。自分とは二歳しか違わぬはずの男は、瑞々しい光輝と威厳に満ちていた。神仙とは、斯くの如き者を言うのではないか。
――いや、あれは人間である、
だからこそ、あの場から動けずにいるのだ。むなしいくらいの正攻法で、攻めるに攻められず、守るに守れず、司馬懿が先に動いて隙を見せるのを、命を削りながら待っている。
――龍だと言うならば、飛んでみせればよいものを、
この期に及んで、まだ臥している――などと言うわけではあるまい。いつだったか、怪しげな術を使って魏の麦を刈り取って行ったときのように、奇策でもなんでも使えばよいのだ。
そこまで考えて、司馬懿はふと苦笑した。自分はあの龍が飛翔するのを見たいのか。龍が飛べば、その風雲に巻き込まれて死ぬのは、己だというのに。
――見たい、のだろうな、
もとより、魏に対する忠誠心などない。魏軍が壊滅しようがどうなろうが構わぬ。冥土の土産には、ちょうどよい光景となろう。
――いや、そうではない、
座して踏み潰されるのを待ちたいわけではない。己は戦いたいのだ。龍と称された男と。
――わしとて、狼だの梟だのと言われた男だ、
龍には到底及ばぬ、不名誉な譬えではある。それでも龍と同じ、猛禽の爪と黄金の瞳を持つ、強き肉食の獣だ。たとえこの身をずたずたに引き裂かれようとも、相手の身に一筋ぐらいは消えぬ傷を与えてやろう。
司馬懿は星空を見上げた。星は規則正しく、そして嘘をつかぬ。
――墜ちろ、と思う。墜ちるな、とも思う。
奇妙な感傷である。墜ちればよいのだ。彼の男さえいなくなれば蜀は総崩れになり、早々に戦を終わらせることができる。自分もこれ以上走狗の真似事を続けずにすむ。
――とく、飛べ、墜ちる前に――
司馬懿は苛ついていた。まるで、恋でもしているかのようだった。
***
龍の爪は厳密にはターカーノーツーメーなんですが、ふいんきで同じ爪を持つもの、と思ってください。
あと、タイトルの「ナニシオバ」は、『伊勢物語』に出てくる歌「名にしおば いざ言問はむ 都鳥 わが思ふ人は ありやなしやと」からとっていて、その名を背負っているならば、ぐらいの意味なんだけど、この文中では「わが思ふ人は ありやなしやと」まで掛けていると思ってくれてかまわないよ。腐な意味でも。早く星墜ちろ的な意味でも。