日記
夜勤前・・・でしたが、またあんまり眠れなかった・・・
現在夜勤中。
その合間に見かけて吹きそうになったもの
「サンタクロースっていると思う?いないと思う?」
「せやったら二択ロースやろ」
関西人すごい
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一瞬でこのレスポンスができるとか。
関西人すごいww
私信!霧妹へ
「俺も混ぜろ」フイタwwそれだ!ww
・・・と思いつつ、ねえさんの脳内では霧妹の予想(?)をいい感じに裏切る内容になりつつあったので、せっかくだから俺は要点だけ書くぜ!
というわけで本日の小劇場。
先に言っておくけど、鬼畜めです。
***本日の小劇場
<今までのあらすじ?>
趙とこめが捕えられて、こめが犯られたり鞭でびしばしされたりして、「助けたかったら劉備の首取ってこいや」と言われる趙雲という話
が読みたいです(3/29の日記より)
*
土牢に帰ってきた孔明は、趙雲のそばへまろびでると、傷をかばうようにゆっくりとしゃがみこんだ。
少し息が浅く、元から白い顔は蒼白である。
趙雲は、暫し相手の様子をさぐるつもりであった。だが、この様子では、長くここにはおれぬ。
「軍師、早急にここを脱出しましょう、なにかよい策はござりませぬか」
孔明の耳元に顔を近付け、趙雲は低く言った。
孔明は趙雲の方を一度向いてから、笑顔を作って言った。
「大丈夫だ、見た目ほどは痛くない」
「え?」
趙雲はわずかに眉を顰めたが、聞き間違いかもしぬと思い直し、もう一度小声で言った。
「軍師、牢から出るための知恵を貸していただきたい」
「そうだな、少し休ませてもらおう」
――どうも話が噛み合わない。出血のために意識が朦朧としているのだろうか。
趙雲の表情を見て、孔明も自分がおかしな受け答えをしたと悟ったらしい。少し逡巡するように目を伏せてから、小声で言った。
「すまない、聞こえないんだ――耳の鼓膜を破かれたらしい」
趙雲はその瞬間、全身の血が沸騰するような感覚に襲われた。
為政者の聴覚を奪うとは、なんと非道なことか。
薄暗い敵地の牢内で一切の音を奪われ、日々拷問を受ける。
さぞ心細く思おせであろうが、慰める声はもはや届かず、せめて強く抱きしめてやりたいところだが、首枷が邪魔をしてそれもできない。
趙雲は己の不甲斐なさに、ただただ唇を噛み締めた。
<ここに水責めとか鬼畜っぽい拷問がいろいろ入るんだけど、小劇場だし今夜勤中だから割愛するよ!/笑>
孔明は熱を出したようである。
額にじっとりと脂汗をかき、柳眉をよせて激しく呼吸をしている。
せめて土牢に転がされるようなことのないように、己の腿の上に孔明の頭を載せたが、それでも体は冷えた土の上である。
何度か、せめて一枚羽織る物をくれと外の者に訴えたが、お前がこちらの要求を呑めばよいだけのことだと鼻で笑われた。
趙雲は枷のために、孔明の汗を拭ってやる事すらできずに、ただ無言で見守っていた。
ふと気がつくと、孔明が充血した目でじっと趙雲を見つめていた。
「――どうか、なさいましたか?」
趙雲はできるだけゆっくり、大きな声で語りかけた。孔明は何度か熱い息を吐くと、微笑んで言った。
「子龍、愛しているよ」
それはなんとも甘やかな愛の言葉。この状況下では、いっそ不吉なほどに。
「――なに、を、」
狼狽する趙雲を見て、孔明は苦笑した。
「そんな顔をするなよ、ちょっと言いたくなっただけなんだから」
それだけ言うと、しずかに目を閉じた。
「軍師?軍師!」
慌てて足を揺さぶると、孔明が眉を顰めた。生きている。まだ、生きてはいる。
「それがしも、それがしも、愛しております、愛しております――」
喉がかれるほどに大声で、何度叫んだとしても、もう「声」では届かない。
そしてこのままでは、笑顔でも抱擁でも届かなくなってしまうのだろう――
「――してくれ――」
趙雲は力なく言った。
「何でも言うことを聞く、言うことを聞くから――だから、この方を医者にみせてやってくれ――」
悄然と劉備の陣中にあらわれた趙雲は、皆を驚かせたが、それでも長く行方不明になっていた趙雲の帰還は人々を喜ばせた。
特に劉備は長坂の折にも、実子よりも趙雲の無事をこそ喜んだような主である。親しく趙雲の肩を抱き、涙を流して労わった。
趙雲は主の真心の篤さに目頭が熱くなるのを感じつつ、腰に帯びた剣に手をやった。
ああ、剣とはこんなに重いものだっただろうか――
趙雲はすらりと剣を抜くと同時に、血迷ったか、という張飛の怒号を聞き――
*
子龍が牢から出されてから、数日が経った、と思う。
何度か椀に粥がつぎ足されたが、しばらくするとそれがされなくなった。
気を失っているうちに足されているのかもしれないと思って、一度椀の中を覗いたが、端から青白いかびが生えていたので、そのまま向こうにひっくり返した。
またしばらくすると、自分も牢から出された。
湿った土牢の床は不快であったが、それでも雨風をしのげただけましだった、と思い知った。
どこか屋内へ、と思っても、指一本動かない。
目を開けて、閉じて、その繰り返し。
髪をあおる風が冷たいのか、暖かいのかも、もうよくわからない。
子龍はどこへ行ってしまったのだろう。私を置いて、一人で逃げてしまったのだろうか。
「――軍師、」
懐かしい、声だった。
「――子龍?」
「ええ、お迎えが遅くなり、大変申し訳ございません」
「いいよ、こうして来てくれたのだから――不思議だね、お前の声が、聞こえるようになったみたいだ」
「よろしゅうございました――では今まで聞こえなかった分、日に百篇は愛していると申し上げましょうか」
「えー、困ったなぁ・・・」
すっと差し出された手を、ゆるく握った。
「お前は本当に、やりそうだよ・・・」
そのままそっと、抱きしめられる。
馬鹿だな私は。この男の誠心を、ほんのひと時でも疑っただなんて。
そうして私は、久しぶりに安らかな気持ちで、眠りについたのだった。
***
ラストは本当に趙雲が迎えにきたのか、死んだ趙雲が迎えにきたのか、気のふれた孔明が見た幸福な幻だったのか、解釈は自由ですが、まあお察しのとおり3番目を推します。
ちなみに中国の首枷ってこんな感じ
ttp://tw.myblog.yahoo.com/jw!HyOldNqbAxgufG0eG8NdNA--/article?mid=-2&next=546&l=a&fid=10(無断)
今回は特に、上から6枚目の写真のやつをイメージ。首と腕が両方拘束できるやつ。
(水滸伝の林沖が護送されるときにつけられてたやつってイメージだったんだけど、ちょっとその画像は見つからなかった)
初めて見たときは爆笑したんですが、重さ4キロ以上で横になることも寄りかかることもできず、もちろん角度によっては首が絞まる。
常に緊張を強いるため、受刑者の抵抗力を確実に削いでいくという優れもの?だったそうで。
拷問なんかについては魔女裁判用の物が特に強烈ですが、ホンマよく考えたもんだよね、昔の人は・・・
そういうこともふまえて、この趙雲はちょっと正常な判断ができなくなっております。
というか、うちの趙雲は戦場以外では基本的に頭悪いです(笑)
これで回答になったじゃろうか、霧妹よ。