赤裸々日記

日記
夜勤明け。
中央区の宝探しに行くつもりだったのですが、ちょっとフラフラしていたので映画を見に行きました。
あれ、順接おかしい?

今日見に行ったのは「キャタピラー」
昭和エログロもおいしくいただけるかんとしては(高橋葉介ぷまいです)駕籠真太郎氏の「輝け!大東亜共栄圏」に収録されている「乾く!」の帰還兵の話(マニアックすぎる)を彷彿とさせるあらすじに惹かれて一度は見なくては!と思っていました。
監督は反戦映画として作ったそうですが、あまり反戦という気はしなかったな・・・
50代くらいのご夫婦で見に来ている人達が何組かいらしたんですが、夫婦であんな映画見て気まずくなったんとちゃうか(笑)
カラミシーンが結構多いから、見に行く時は一人のほうがいいぜ!
ネタばれを含む詳しい感想はちょっと下にて。

今後見たい映画
東京島・最後の忠臣蔵
どうすっかなぁ・・・な映画
十三人の刺客・ヤマト・ロビンフッド


























寺島しのぶが女優賞を取ってちょっと話題になっているようですが、むしろ久蔵(ダンナ)の心情を追う映画じゃないかな、と思いました。
出かけたくないと言ったのは情けない姿を他の人にさらしたくなかったからじゃないかとか、
最後水鏡に映る焼けただれた自分の顔を見て何を思ったのかなとか、
帰還兵なんだからレイープ以外にももっとこう・・・上官の罵声とか人を殺した感触とか四肢を失った時の七転八倒の痛みとかいろいろ思い出してもいいと思うんだけど・・・とか。

とはいっても、シゲ子(寺島さん)の狂気じみた怪演ももちろん見ものでした。
ただもっと嫌悪感を顔に出してもよかったかな。

個人的には全体的に物足りなかったです。思っていたほどエログロじゃなかったし。
あとこの題材ならぜひ終戦後の二人の心情の動きまで書くべきだったと思う。
「軍神」という幻想が、倒産した会社の株券のように空しいものになったあと、どのように久蔵の自殺までいくのか。
そこまでかいてほしかたなぁ・・・