今日一日何事もなかったのは、きっと幸福なことなのだろう。
いや、それにしたって毎日日記書いている身としてはネタがないとどうしようもないのですがね。
本日の動画・・・というか、月妹に私信。
台湾のキャラはあれでよかったみたいです。というか、よりヒドい(笑)
【ニコニコ動画】【Axispowers】画像集その3【2番煎じ】2:20
それにしても見たことない画像が結構あるなぁ・・・
おとつい?の「死刑囚と看守」を、ちょっと(ラスト)だけ形にしてみました。
おとついのバトン回答を先に見たほうがわかりやすいと思います。
あと、子龍(看守)視点です。
*
「何か、言い残すことはありますか」
劉上官の言葉に、孔明が顔を上げた。
「――なにも、」
孔明が、ぽつりと言う。
「子龍といろいろ話せたから、言い残すことは何も――ただ、」
「――ただ?」
「もっと、笑いながら生きればよかったかな、と思います」
そこで、堰を切ったように涙があふれ出した。
いったい、彼の人生はなんだったのだろう。
理不尽に家族を奪われ、それでもすべてを忘れて生きようとしていた矢先に家族を奪った男に出会い、復讐した。
そして今、合法的に殺されようとしている――
がたん、と大きな音がして、反射的に目の前のボタンを押した。気付かぬうちに、合図が出ていたらしい。
即死のようだった。彼の首はきれいに折れたらしく、今まで見た中で、一番静かな死に方だった。それでも、何度か断末魔の痙攣はあったのだが。
私はしばらくぼんやりと、彼を殺した右手を見つめていた。
床板が抜けたのは私がボタンを押す前だった。それでも私は、彼を殺した。他の4人と一緒に。
涙でかすんだ視界の中で、彼は最後に、笑っていたような気がした――
「おい、泣くな――つっても、まあムリか・・・」
劉備が趙雲の肩を叩きながら言った。
「しかたねえから、今は泣かせてやるよ、そんでもってお前は明日から、あいつの分も幸せになれ、できないんだったら3日で忘れろ、どっちかに割り切らなきゃ――この仕事は出来ん」
趙雲は子供のようにしゃくりあげながら、こくこくと何度もうなずいた。
*
一応注釈
①「言い残すことはあるか」
処刑直前の死刑囚がかならず言われる言葉らしい。
②合図でボタンを
日本の処刑スタイルを踏まえて書いた。
処刑場には5つのボタンが並んでいて、その前に一人ずつ5人の係員が座る。
受刑者の足元の床板をはずすボタンは、5個のうちひとつだけ。
合図でいっせいに5人がボタンを押す。
そうすればボタンを押す係員は、「アイツを殺したボタンは、きっと他の4人の誰かが押したに違いない」と思えるから――らしい。
まあ、中国ではまた違う処刑法な気がします。