赤裸々日記

ぐぬぬ・・・
GRが掲載されているというチャンピオンREDをぜひとも立ち読みしたいのだが、フィギア?が挟まっている関係でどっこもテープがかかっている・・・
くやしまぎれにジャンプを立ち読みしてみました。
最近のジャンプはムヒョとネウロしか読んでいないんですが、なんだかよさげなのがチラホラリ。でもどれも似たような香りを感じるかも・・・
絶望先生で「マガジンがダメだった人はサンデーへ行き、サンデーがダメだった人はジャンプへ行く」と言っていたのをなんとなく思い出しました・・・(笑)

すっごい個人的見解だけど、ジャンプがダメだった人はチャンピオンに行くような気がする。




***本日の小劇場~わぁ、久しぶり(笑)~

 おもしろい光景だな、と、趙雲は思った。
 己が思ったくらいなのだから、他の者たちはもっとおもしろいと思っていることだろう。
 軍師が絡まれている。
 ――これがごろつきか何かに絡まれているのであれば、おもしろいどころかすぐさま駆け寄って相手を殴り倒すところであるが、今軍師に文字通り絡み付いているのは、女。それも、二十台半ばの夭さと妖艶さを併せ持った、美しい妓女である。
 ここははなやかな宴の席。
 踊りや酌のために用意された妓女たちのうちの一人が、高座の秀麗なる軍師の寵を得ようとして、熱烈に誘惑にかかっているのである。
 その熱烈さたるや、軍師の腰に細腕を絡ませ、豊かな胸を(勿論布越しであるが)軍師の腕に押し付け、耳に息を吹きかけるようにして甘く囁いている。軍師はといえば、真っ赤な顔を俯かせて、普段の鮮やかな弁舌を発揮すでもなく、なにか口元でごにょごにょと呟いては、言われるままに杯を傾けている。
 おそらく、弱い酒なのだろう。でなければ強くはない軍師があのように水のように飲めるはずがないし、いざというとき泥酔で「役」に立たなければ、女としても意味がない。
 趙雲は、小さく笑ってから立ち上がった。

「姑娘、そのような堅物は置いといて、こちらの酌もしていただけませぬかな」
 え、と女が振り返れば、そこにいるのは町を歩けば娘たちに見殺されるのではないかというような色男。女の脳は、算術の天才よりも早く計算を済ませたらしく、とたんに笑顔を向ける相手を変え、あらあら、軍師、少々失礼いたしますね、などと言いながら、武将たちが集まっているほうへといってしまった。

「まだ、お怒りなのですか?軍師」
「別に、怒ってなどおらぬが――」
 手元で陶器の茶器を弄びながら、孔明は小声で言った。心なしか声は高くうわずり、目は酒気に潤んでいる。
 趙雲は、軽く苦笑して言った。
「でしたらもっと、笑顔を見せてはいただけませんか?せっかくの逢瀬なのですから」
 言いながらゆっくりと背中から抱き込むと、腕の中の細いからだが、ほんの少し強張った。
「あの女とは、何もありませんよ、ほんとうに酌と話だけで、約束も何もしておりませぬ」
「別に、」
 孔明が、もごもごと口元で言う。
「お前が女を抱こうとなんとも思わぬ、ただ――」
「ただ?」
 孔明はちらり、と趙雲の顔を見上げ、またすぐに伏せてしまってから言った。
「――お前の女あしらいがうまいとかなしい、と思うほどには、私はおまえのことを思っているのだ――」
「――はあ・・・」
 思いもよらぬ孔明の直接的な(ほうの)言葉に、趙雲は内心どきりとしつつも趙雲は笑って言った。
「――それがしも、好きでもない女あしらいができるくらいには、貴公のことを愛しておりますよ?軍師」
「――・・・」
 耳が赤くなったのは、気のせいではないな。
 趙雲は無理に振り向かせることはぜずに、孔明のこめかみに軽くくちづけた。

***

リハビリなので、こんなもんで・・・
女を抱くかどうかではなく、女遊びができるかどうかなんだ、きっと(笑)